アシナガバチ

特 徴

尾部の先端にある毒針で人などを刺す。性質はスズメバチに比べればおとなしく、巣を強く刺激したり蜂を素手で触ったりしない限りはまず刺してはこない。刺傷は子供などが巣を刺激して起こるケースと、洗濯物等に紛れ込んでいることに気づかず起こるケースとがある。毒はスズメバチに比べれば弱く、毒そのものによる死亡は稀であるが、アナフィラキシーショックにより死亡することもあるので、過去に刺されたことがある人は注意が必要。

ミツバチ

特 徴

ミツバチは他のハチ（スズメバチ、アシナガバチ）に比べて体が小さいことが特徴です。ミツバチは体が太い見た目をしています。小さくて体全体に毛が生えているのが特徴です。自然の状態では、ミツバチの巣は巣板と呼ばれる鉛直方向に伸びる平面状の構造で巣板の数はミツバチの種によって異なる。ミツバチは巣板を防御する構造物を自ら作り出すことはせず家屋の隙間や床下、木のウロなどもともと存在する外壁を利用する。

コガタスズメバチ・モンスズメバチ

特 徴

コガタスズメバチは、スズメバチ属の主な5種の中では中型のハチである。成虫はオオスズメバチと非常によく似た外見と体格をしており、サイズが拮抗した個体では見分けは困難である。
モンスズメバチは、コガタスズメバチに近い大きさの中型のスズメバチで、天井裏や樹洞といった閉鎖空間に外被の下部が大きく開口した巣を作るが、まれに軒下のような開放空間にも営巣する。

キイロスズメバチ

特 徴

日本に生息するスズメバチ属では本種が最も小型であり、他のスズメバチ類と比較しても攻撃性が非常に高く、巣から10m以上離れていても威嚇行動を取ることがあり、威嚇なしにいきなり集団で攻撃をしてくる事も多い。また、一旦刺激を受けた巣では攻撃性が持続し、僅かな刺激でも集団で攻撃してくる恐れがあり、更に危険な状態となる。人の刺傷例も秋に最も多い。そのため刺傷事故はキイロスズメバチによるものが最も多いとされる。

オオスズメバチ

特 徴

オオスズメバチはその名の通り体が大きく、世界最大のスズメバチとされます。木の根元などの土中、樹洞、人家の床下、屋根裏などの閉鎖空間に巣を作り、巣は枯れ木などから集めた繊維を唾液のタンパク質で和紙のように固めて作られているのが特徴。極めて強力な毒と高い攻撃性は人間にとっても非常に危険なものであり、毎年同種に刺されたことによる死傷事案が（特に攻撃的になる秋口に）発生している。